このたび、金沢ADC会長を務めることになりました、都原健です。
会長就任のお話をいただいたとき、正直、自分に務まるのだろうかという迷いがありました。そんな私の背中を押してくれたのは、会員の皆さんでした。運営チームの献身的な働き、事務局長や歴代会長の温かいサポート、そして何より、共に切磋琢磨する会員の皆さんの協力的な姿勢に触れたとき、私の心は大きく動かされました。この素晴らしいチームの代表として、皆さんと一緒にこの会をより良い場所にしていきたい。その一心で、私は今この場所にいます。
私たちの業界は大きな転換期を迎えています。SNSの普及やAI技術の進化は、地方のデザインや広告の世界にも大きな揺らぎを与えています。「厳しい時代だ」という声も聞こえてきます。それでも、私たちの思考の真ん中にある「クリエイティブ」の灯が消えることはありません。
どんなに技術が進んでも、誰かを心から感動させたいと願う「人間の熱量」を奪うことはできないからです。むしろ効率化の先には、より深くコンセプトを耕し、純度の高いデザインを生み出す時間が待っていると私は信じています。
クリエイターの人口が減っていくと言われる今だからこそ、高い志やモチベーションを持つ若い世代が、安心して新しい表現に挑戦できる場所が必要です。そして、互いに高め合える環境をつくること。それこそが今、地方ADCが果たすべき重要な役割ではないでしょうか。
変化を恐れることなく、むしろ新しい時代の風を掴んで、金沢から次のクリエイティブのスタンダードをつくっていく。そんな意気込みで、私たちはこれからも歩みを進めてまいります。
金沢アートディレクターズクラブ
会長 都原 健